こんにちは。田村です。
早いものでもう3月ですね。
最近、やっと寒さが落ち着き、春の陽気を感じる日も多くなってきたように思います。
自分は冬から春へと季節が移ろう、この僅かな期間を毎年楽しんでいます。
昨年の今頃は実家の庭でよく土いじりをしていたのですが、それまでしょんぼりしていた草木が一斉に芽吹き始め、藪から聞こえるウグイスのさえずり、空を飛び交うツバメの姿を見て、春の訪れをつくづくと感じていました。
自分は昨年4月からの入居だったので、田中宮で過ごす3月は初めてになります。
田中宮ではどんな春の装いが見られるのか、楽しみにしています。
花背山の家
今回は先月上旬、自分たち3Lの学生がボランティアとして参加させていただいた、京都市立竹田小学校の宿泊学習「花背(はなせ)山の家」を取り上げたいと思います。
竹田小学校の子どもたちは、毎年冬に京都市の野外活動施設である花背山の家で宿泊学習を行っています。
3L学生は昨年度に引き続き、ボランティアとして、引率される先生方のお手伝いをさせていただきました。
また、今年度、3Lを卒業されたお三方はこのボランティアが最後の活動となりました。
山の家がある花背地区は、京都市左京区の山奥に位置し、鞍馬からさらに一山越えた先にあります。
自分は3L1年目ということで、初めての山の家となりましたが、花背の積雪量には驚きました。
伏見を含め、京都市の平地では一切、雪は積もっていなかったのですが、山地の花背では20~30㎝(個人の感覚です)の雪が積もっていました。
また、気温も平地と比べ5℃程度(道路脇の温度計で比較)の差があり、同じ京都市とは思えないほどの厳しい寒さでした。
それでも子どもたちはバスの車窓から雪が見えた途端、大はしゃぎしていました。
到着して昼食をとった後に行った雪遊び、ソリすべりでもずっと元気な様子で、自分も子どもたちの安全確保や誘導を行いつつも、時には一緒に雪造形をしたりして楽しみました。
自分たちはその他、毎食ごとの水筒の飲み物補充や寝具の準備の補助などを行いました。
2日目は朝からあいにくの雨で、残念ながら屋外での活動はできませんでしたが、体育館に行ってボルダリング、ドッジボールをしました。
特にボルダリングでは、多くの子どもたちが未経験ながらも、果敢に壁を登っている姿が印象的でした。
このように、2日間にわたる花背山の家での活動は子どもたちにとって、雪遊びやボルダリング、子どもたち同士での宿泊など、普段の学校生活ではめったにできない貴重な経験・思い出となったのではないでしょうか。
また、自分にとっても、これまではあいさつ運動でしか交流の無かった地域の子どもたちと交流して、子ども間の雰囲気や関係性について理解が深まったことや、一人で約30人もの子どもたちを朝から晩まで欠かさず見守り、常に注意を払う先生方の忙しさや、一人ひとりに親身に寄り添う寛容さなど、ボランティアとしての立場から見えた学びや気づきを得ることができました。
京都市立竹田小学校5年の子どもたちと引率された先生方、本当にありがとうございました。
それではこのあたりで失礼します。