足が痛い吉田です。ふくらはぎから太ももにかけて、全足的に良くないです。

それというのもこの土曜日に田中宮ソフトボール大会があったからです。

凡そいかなる勝利も犠牲を伴わないものはありません。況んや今大会では大人チーム1勝、学生チーム1勝の引き分け、痛み分けでしたから、この足の痛みも致し方ない犠牲というやつではありましょう。

この頃は、筋肉痛が遅れてきます。

従って、土曜日に試合を行ったのであれば、日曜日からが本当の戦いです。

加えて土曜日は皆で楽しくグビグビと酒を飲み、解散してまた酒を飲み。床に就く頃には日中滝と流れた汗に代わって、体内には酒が満ち満ちていました。

日曜日は朝、というか昼に起きて、一向に布団を出なかったのはこれが理由です。

頭では布団から出て何か人間的に有意義なことをこの体に為さしめたいのです。しかしながら、吉田の魂がそれを否定しています。歩くということ一つでも傍から見るとさぞやきっしょい歩き方でしょう。

歩くという行為は、左足を出して、踏んで、踏ん張って引きつけながら右足を上げて出す、というサイクルのことを言います。筋肉痛の時、足という足が力を入れると痛いですから、踏ん張るとか引きつけるとかそういうことは以ての外です。引きつけないということは膝が曲がらず、重心が高くなります。非常に不安定かつ不安です。吹けば飛ぶかも知れません。

であれば当然のこと、家から出るわけにはいきませんでした。

今回は万全で入念で執拗なストレッチを行って、なおラジオ体操まで久々にこなしたのですが、それでもこうも痛い。人生100年時代らしいのですが、20代でこの有様では先が思いやられます。

いずれ不健康な生活の結果人生の早い段階で動けなくなれば、パワードスーツ的なのを全身に纏うことになるかも知れません。黒いお面を被った私がI am your future的な感じで呼びかける幻が見える気がします。

暗黒面に落ちる前に運動をするべきでしょうか。

スポーツというのは億劫ですがやればやったで楽しむ方です。

しかしながら、気軽に出来る運動として代表的なランニングとかジョギングとかそういった類いのものは好きになれません。

一つには若かりし頃、野球部やら体育やらでやたらめったら走らされたからでしょう。あまつさえ走るのも遅かったのですから良い思い出など皆無です。好きこそものの上手なれとは言いますが、不得意であればつまり好きじゃないのです。

それからもう一つ、走ることを目的としてひたすら走っていると自問自答が始まります。

私、今、何してるんやろか、と。

人類は持久力を大きな武器として野生動物を捕らえ、それを糧に現在のごとく繁栄するに至ったそうです。ホイジンガ的には遊びは余裕から生まれるそうですから、根本的に持久走の的なものというのは余裕を謳歌する営みと言えるでしょう。

そもそもその能力が低ければ余裕もなく、余裕もなければ遊びにならないのです。

そうした意味では、ゲーム性を伴う運動に参加出来るのは非常に好ましことです。特にベースボール系のスポーツは人数が集まらないとできませんから、ソフトボール大会は絶好でとても楽しめました。健康優良青年に一歩近づけたと思います。

運動して、筋肉痛になって一日屍のごとく倒れ込む。なにやらマッチポンプな感じが無くもないですが、素敵な生活です。