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3L APARTMENT

3L APARTMENTとは

全国的に高齢化が進み、地域における自治会の担い手不足が深刻な問題となっている中、
京都市では「大学のまち」「学生のまち」といった特徴を活かし、地域コミュニティの活性化を目指しています。

京都市の公営住宅においても高齢化が進み、団地のコミュニティの希薄化、地域の担い手不足が課題になっています。
大学生のエネルギーを地域へつなぎ、市営住宅で暮らしながら自治会活動などへ参加していただくことで、
「地域コミュニティの活性化」や大学生のみなさんの「暮らしからの学び」へつなげていきます。

本事業は、公営住宅において、大学、公営住宅自治会及び行政が経常的に会議体を設置し、
学生と共に団地コミュニティの活性化を図る全国で初めての取り組みです。

連携協定・運営協議会について

3L APARTMENT事業を進めていくため、平成31年4月19日に、
龍谷大学、田中宮市営住宅自治会、京都市の三者による
「公共空間利活用と周辺地域活性化に係る連携協定」の締結式が、龍谷大学深草キャンパスにて開催されました。
この締結式では、入澤龍谷大学学長、岡田自治会会長、門川京都市長が共に手を取り、
今後の取組に向けた宣言が行われました。

この協定をもとに、協定を締結した三者はもちろん、
伏見消防署や京都市伏見いきいき市民活動センターなど、田中宮周辺地域の様々な関係機関が相互に連携し、
田中宮に入居する学生の支援、団地のまちづくり支援、事業の検証などを行う運営協議会が組織されました。
大学生の入居による団地活性化事業において、運営協議会のような経常的な協議体を組織することは
全国的にも珍しく、非常に画期的な取組です。

ご挨拶

京都市長 門川 大作
京都市長 門川 大作

この度、龍谷大学、田中宮市営住宅自治会、京都市が一丸となって、本事業のような全国的にも画期的な取組が始まることを、大変喜ばしく思います。

近年、生活様式や居住形態の多様化が進み、町内会への加入率が低下し、住民同士の繋がりが希薄になりつつあります。 本市ではこれまで、高齢化の進む市営住宅において、コミュニティに配慮した団地づくりを進めることを基本方針として、様々な取組を進めてまいりました。

さらに、大学のまち・学生のまち「京都」という強みを生かし、大学の教育、研究成果の蓄積や学生の活力が、地域の課題解決や活性化に繋がるよう、地域と大学の連携をコーディネートする事業を展開してまいりました。

今回の事業は、大学と自治会、そして本市で構成する運営協議会が事業の立案、実施、検証を行い、団地で暮らしながら学ぶ大学生を日常的に支援する仕組みに大きな特徴があります。これまでも、団地の活性化を図るために、大学と自治会、行政が連携協定を結ぶ例はありましたが、こうした運営協議会を組織し、経常的に事業を検証する取組はなく、全国的に非常に画期的な連携といえます。

龍谷大学と田中宮市営住宅自治会、そして本市がそれぞれに協力しながら、大学生の若い感性やエネルギーを新たな活力の源にして、田中宮市営住宅が更に活性化するとともに、龍谷大学の教育の実践の場となることを祈念しています。 本市も、同じように、高齢化や自治会の担い手不足に悩む他の地域に応用できるよう、今回の事業が新しい住民自治の形を模索する場となることを目指してまいります。

龍谷大学長 入澤 崇
龍谷大学長 入澤 崇

龍谷大学は、社会貢献を大学の基本方針の1つに掲げ、2019年度に最終年度となる第5次長期計画第2期中期計画において、地域の発展に向けた取り組みを行う「地域に根ざした大学」を標榜しています。

京都市様の実施する「学まち連携大学促進事業」に2016年度から2019年度の期間で、本学の取組「多文化・多世代協働による地域連携型教育プログラムの展開-学生と地域が共に学びあう『コミュニティベースドラーニング』の実現をめざして-」を採択いただき、支援いただきながら、主体的に地域連携活動に参画する学生を育成し、社会連携・社会貢献事業を推進してきました。

今回の事業は,本学学生が、大学と同じ伏見区にある市営住宅に実際に居住するとともに、田中宮市営住宅自治会に加入し、様々な自治会の諸活動に主体的に参加し、住民と対話することで、地域の持つ課題について実地で学ぶとともに、社会経験を積むことができることに大きな意義があると考えます。

この取り組みは、今年度本学が380周年を迎えるにあたり、基本コンセプトとして掲げた「自省利他」という行動哲学、つまり、他者との関係性を重んじ、他者の幸福のために資するといった考え方、他者のために動くことで成長していく本学の教育、そして何より本学の建学の精神と密接に関わるものだと考えています。

大学のまち・学生のまち「京都」において、本学が地域とともに歩むことで、学生が成長する機会をいただけることを大変嬉しく思います。 引き続き京都市様との連携を深めていき、龍谷大学の使命を果たしていきたいと思います。